自己流妊活に心が折れ、今後の人生をどうするか考えるための判断材料として「不妊検査をしたい」と思い立ち、はじめて産婦人科を予約しました。
産婦人科での診察の様子や、検査内容、産婦人科に通院して思うことなどをまとめました。
ちなみに、産婦人科を探し始めてから初診の日を迎えるまでに、約2か月かかりました。
その時のことはこちらの記事にまとめてあります。
初診は電話予約
当時は、保育士として働いていたので、空いているお休みの日を選ぶと、約3週間後の土曜日に予約が取れました。
電話で予約した時の様子

不妊検査をしたいのですが…

では、当日は保険証をお忘れなくお持ちください。

あ、夫も一緒に行った方がいいですよね?

どちらでも大丈夫ですよ。

あっ、わかりました。
初診は夫婦で?
初診は、夫婦で行くものだと思っていたので、拍子抜けでしたが、とりあえず夫婦で行くことにしました。
不妊の検査って男性もするんじゃないのかな…
と思いましたが、とりあえず病院の方針にお任せしようと当日を迎えました。
産婦人科の様子
院内の様子
落ち着いたオルゴールが流れ、茶色やグレーの1人掛けのソファーが間隔をあけて、受付側を向いて並べられてあるので、あまり周りを気にせず1人でも受診しやすい空間になっていました。
番号で呼ばれるの最高!
初診時に診察券が渡され、5桁の番号が書いてありました。
今後は、その番号がメロディー音とともにモニターに表示され呼ばれるとのことでした。
診察や会計時に、名前を呼ばれずに済むのは、とてもありがたかったです。
というのも、家から通える範囲で産婦人科を選んだので、もし職場の人がいたら嫌だなぁと思っていたからです。
お会計はバーコード決済
会計はなんとバーコード決済ができました!
医療現場でも使えることができ、とても便利でした。
初回診察の様子
診察室での様子
初回の診察ということで、夫婦で診察室に入りました。
先生は、活力のある感じで、やる気に満ちた明るい雰囲気の男の先生でした。
問診表の内容や今までの自己流妊活について、いくつか言葉を交わし、

では、診察していきましょう!
と、明るく前向きにおっしゃられました。
若干、圧倒されつつ、私だけ内診室に移動し、経膣超音波で子宮や卵巣の様子を見てから、性病検査もしました。
すぐに、診察室に戻ると、

子宮や卵巣に異形は認められないので、次は生理が始まって2~3日後に来てくださいね!
と言われ、あっという間に終わりました。
もちろん、夫の出番は皆無です。
内診室
下半身の衣服を脱ぎ、診察台に座ると、ウィーンと回転しながら動き、勝手に足が開いて座面が下に外れる仕組みになっています。
先生とはカーテン越しに会話ができます。
また、患者側にもモニターが付いているので、先生が超音波で見ている映像をリアルタイムで見ることができます。
ブライダルチェックの時や子宮がん検診などで同じような検査をしますが、恥ずかしいし気まずいし、こんな状態で会話なんてしたくないって思いますよね。
不妊治療では、超音波検査は毎回のように実施されるので、慣れたくないけど慣れてきてしまい、なんだかなぁ…という気持ちになります。
経膣超音波とは
私のイメージしていた超音波検査は、よくドラマとかで妊娠中の方がお腹に当てるタイプの超音波で赤ちゃんの成長具合を確認していたので、そのイメージでした。
でも、不妊治療では、経腟超音波というタイプのものを使います。
経腟超音波とは、細長い棒状の形をしている超音波の器具(プローブ)で、膣から入れて子宮や卵巣の状態を確認します。
なぜ、そのような器具を使うのかというと、子宮や卵巣は骨盤の大きな骨の中にある器官であり、一般的な超音波検査では骨が邪魔をして見えにくいそうです。
そのため、子宮や卵巣、卵胞の大きさなどを確認する際には、経腟超音波(経腟プローブ)を使い、より近い距離から正確な映像を取得します。
初診から受診3回目までの診察と検査内容
初回の診察と検査内容
問診
経腟超音波による超音波検査
受診2回目の検査内容
初診から約1週間後に生理が来たので、予約を取り受診しました。
生理2~3日目に血液検査をすることで以下のことが分かるそうです。
これらのホルモンは、脳下垂体と卵巣の間で相互に作用し、卵胞の発育と排卵をコントロールしているそうです。
も検査しました。
結果は、プロラクチンが22.90ng/mlで少し高めだったので、カベルゴリン錠0.25mgというお薬を処方されました。
お薬は、1日1回寝る前に服用だったので、まったくストレスにならずに服用できました。
ちなみに、プロラクチンが高いと、高プロラクチン血症となり、授乳期以外でも乳汁漏出や、不妊、無月経、稀発月経などの月経不順を引き起こすそうです。
妊娠を望む場合は、30ng/ml以上が「高プロラクチン血症」とされ、不妊の原因となることがあるそうですが、検査方法がいろいろあるようで、詳しくはわかりませんでした。
3回目の診察内容

生理1日目から数えて10日目に受診できる?

あぁ…(仕事いきなり休めないかも。。)

2~3日ずれても大丈夫だよ、お仕事もあると思うし!
と案外流動的なんだなと思いながら、結局、生理が始まってから12日目に受診しました。
超音波検査をして卵胞の育ち具合を確認しました。

大きくなっているから今日明日には排卵するかな、今回は右の卵巣からね!今日か明日、タイミング取れる?

あ、はい!

次回は、妊娠していたら陽性後に、もし生理が来ちゃったら生理の9日目か10日目に来てください!
そんな感じで気付くとタイミング法がスタートしていました。
結局、検査をした内容は、ブライダルチェックの検査内容に、プラスαでホルモン検査をしたくらいでした。
初回以降はアプリ予約
アットリンクで予約も簡単
アットリンクという病院関連のアプリで、産婦人科を登録し、予約を取りたい日時を選択してポチポチして予約を取ればよいので、とても便利でした。
予約変更も簡単で、自分が予約したところをクリックして、変更をクリックして、そのまま都合の良い日時に変更することができます。
面倒な電話対応がないので、深夜でも気軽に予約を取ることができるのは、働いている身としてはとてもありがたかったです。
完全予約制でも待ち時間はある
完全予約制を謳っていてもやはり待ち時間はありました。
時間帯によって、1時間~1時間半待つこともあれば、15~20分ほどで呼ばれることもありました。
産婦人科で待つのは、どこの病院も同じようなので、仕方がないと諦めて、暇つぶしできるものを持っていく必要がありますね。
産婦人科に不妊治療で通うってつらい…😿
産婦人科に通うということがどんどんつらくなっていきました。
初診は、夫と2人で受診しましたが、その後は1人での受診が続きました。
そうなると、待ち時間の間に周りを見て、周りの妊婦さんと自分を比べてへこむというマイナスな感情が湧く時間になっていったのです。
妊婦や子連れが多い
産婦人科に通う最も多い理由は、妊娠したからですよね。
婦人科なら、婦人系の病気を抱えた方も多いですが、産婦人科となると、基本は妊婦さんです。
どうしても、おなかに目が行ってしまったり、マタニティマークを探してしまったり…
2人目3人目を妊娠されている方は、お子さんも連れて病院に来ます。
エコー写真を眺めている
ご夫婦で仲良くエコー写真を眺めながら、幸せそうに会話している様子も目に飛び込んできます。
とても微笑ましい光景のはずが、不妊治療をしている身としては見たくないものになってしまいました。
面会に来る家族
荷物を抱えて2階にある病室へ面会に来る家族をよく見かけました。
生まれたばかりの赤ちゃん
とてつもなく小さな生まれたばかりの赤ちゃんを抱きかかえて退院されたり、検診に来られたり、「はぁ、いいなぁ」という目で見ていました。
職場の妊婦を見かける
職場の人がいたら嫌だなぁと思っていたら、2回目の受診の時にご夫婦そろって待合室で待っているところを見かけてしまいました。
前述にもありますが、この妊婦さんは私よりも10歳ほど若く、私と同時期に結婚していて、妊活を始めたタイミングが似ていたので、何かいい方法あったら教えてね、なんて話した2か月後くらいに妊娠が分かったという子です。
私が妊活をしているということを知っているので、産婦人科で会ってしまったら、「妊娠したんですか?」と聞かれる可能性が高く、それに対して「いや、まだできなくて不妊治療で…」なんて言いたくないと、気付かれないようにひたすら顔を下に向けていました。
幸いにもあちらは気付いていなかったので、この時ほど番号での呼び出しに感謝したことはありません。
この世には妊婦しかいないのでは
産婦人科に行くと、ほとんどが妊婦さんです。
中には、婦人系の病気の方もいるのかもしれませんが、お腹が出てる出てない限らず、すべての人が妊婦に見えて、こんなに少子化が進んでいるの、なんでこんなに妊婦がいるんだという気持ちになっていきました。
産婦人科で待つ時間が苦痛…
産婦人科にいないときは、そこまで深く考えなくて済みますが、産婦人科の待合室で待っている時間がすごく苦痛でした。
様々な感情が押し寄せてきて、妊婦さんに囲まれて待合室で待っていると、焦りと不安がMAXになる感覚でした。
病院受診後は、毎回どっと疲れて帰っていました。
不妊検査をもっとしてほしいのに…もやもや☁
「不妊検査をしたい!」と意気込んで産婦人科を予約し、受診しましたが、思ったような検査をしてもらえず、不妊治療の第一段階であるタイミング法へと進んでいってしまいました。
病院側としては、最初の検査で問題があまり見当たらなかったので、タイミングを取って行けば自然妊娠するだろうという判断だったのかもしれません。
ただ、私は、今できる検査をしておきたかったので、腑に落ちないまま、でも病院の方針もあるだろうと意見をすることもなく、言われるがままに受診を進めていくことになります。
もちろん、先生のご指導の下、自然妊娠ができるならそれが一番いいと思います。
ただ、私の中では、これまで自己流でタイミングを取ってきたけど、かすりもしなかった原因を追究したいという気持ちがあったので、その気持ちがどんどん膨れ上がり、もやもやする事態に陥ってしまいます。
タイミング法のもやもやについて今後まとめていきますね。
読んでくださりありがとうございました。
もやもやの前に、次回はタイミング法について詳しく解説していきます。



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