不妊治療とは|具体的な治療をわかりやすく!

不妊治療

不妊治療って何?というか、そもそも妊活って何??

大学時代の友人に体外受精をして子どもを授かった方が数名いたので、割と身近にあるもんだなぁと思いながらも、「ふぅ~ん、体外受精してできたならよかったよかった🥰」な~んて単純に思っていました。

体外受精がどんなものかも知らずに。

まだ、結婚もしていなかった当時の私には、妊活や不妊治療、体外受精という言葉は知っていても、具体的に、いったい何をするのかどのような段階がありどのような治療があるのか、知ろうとしていませんでした。

ただ、いざ自分が、自然妊娠を望んでいてもなかなかできないとわかると、その先を調べなければいけなくなりました。

でも、不妊治療について調べることが少し怖かったのです。

知ってしまうことで、不妊治療という未知の段階に進まなくてはいけないような気持ちになってしまい、

私は大丈夫、私は自然妊娠できる、不妊治療の世界には足を踏み入れない(踏み入れたくない)

と思おうとしていた時期がありました。

でも、知らなければ前に進めないと決心し、携帯の画面とにらめっこしながら暇さえあれば調べ始めました。

今の時代、調べれば情報がたくさんあるので、まず何をしたらいいのか、私に適したものはなんなのか、情報を自分で整理し、取捨選択しなければいけなかったのが大変でした。

なので、今回は、自然妊娠を目指す妊活から不妊治療まで、具体的な治療法をわかりやすく、書いていきます。

自分が今、どの段階で、どこを目指したらいいのか今やらなければいけないことは何か、この記事を参考に考えてみていただけたら嬉しいです。

妊活とは

ずばり、夫婦2人が手をつないで同じ方向に進む活動です。

えっ???なにそれ?って感じだと思いますが、

まず、妊活というと、排卵日を把握して排卵日前に夫婦生活をして…

と思い浮かぶかもしれませんが(私はそうでした)、

それよりも大切なことがあります。

それは、

  1. 夫婦で将来の家族設計を話し合うこと
  2. 自分の体の状態を把握すること
  3. 共有したうえで、今後どうしたいか話し合うこと

夫婦で将来の家族設計を話し合うこと

まずは、ご夫婦でそれぞれどんな未来をイメージしているか共有することです。

  • 子どもが欲しいのか。
  • 子どもがいる未来が絶対?
  • それとも、夫婦2人だけの未来も楽しそう?
  • 子どもは何人欲しい?
  • 1人?2人?3人?…
  • もし、できにくい体だったら治療はどうする?する?しない?

など、思いつくことを話してみてください。今後、考えが変わっても全然いいです。

私なんてコロコロ変わりましたし、今でも、あーでもないこーでもないって考えちゃいます。

大切なのは、今の段階で、自分が思っていることをパートナーに伝えてみるパートナーが何を思っているのかを素直に聞いてみる、ということです。

話してみると、自分ってこう思ってたんだって自分の考えがまとまったり、ぐるぐるしていた思いが腑に落ちたりすることもあります。

また、人の話を聞くことで、新しい考え方ができるようになることもあります。

そっか、そんな考え方もあるんだなって心が軽くなることだってありますよね。

なので、よし、話し合うぞって気合入れなくていいので、気軽に「こう思ってるんだけどさ、どう思う?」って感じで話してみてください。

自分の体の状態を把握すること

話し合ったうえで、お互いに子どもが欲しいと結論が出たら、まずは検査を受けてみてください。

女性は、ブライダルチェックでもいいですし、それとは別に産婦人科を受診して、排卵検査やホルモン検査をしてみてもいいと思います。

男性は、精液検査用の検査キットなどもネットで手軽に入手できるので、泌尿科や産婦人科に行かなくても検査できます。夫婦でそれぞれ検査をしてみてください。

検査したうえで、何も問題なければ、一般的には35歳未満の方は、1年間自然妊娠を目指してみてもいいと思います。

35歳以上の方は、6か月を目安に、再度、産婦人科に相談されることをおすすめします。

もし、なにかしら、問題があれば、その時点で生活改善をしたり治療を始めたり、と進んでいく流れになると思います。

パートナーに知られると恥ずかしいと思うこともあるかもしれませんが、これからの人生をともに歩んでいく大切なパートナーなので、勇気をもってお互いの体の状態を共有してみてください。

共有したうえで、今後どうしたいか話し合うこと

自分たちの体の状態を知ることで、ようやく将来について具体的に話し合うことができます。

ちなみに私は、この時点では、体外受精とかやるかな?そこまではしないかな?と思っていましたが、今はがっつり体外受精に進んでいます。

先の未来は誰にも、もはや自分にもわからないのです。

でも、その時々で、話し合い、夫婦2人で気持ちを共有し合って、同じ方向を向いて同じ歩幅で進むことが「妊活をする」ということだと思います。

自然妊娠を目指す|To Do List 3選

自然妊娠を目指すうえで、具体的に何をすればよいのかというと、

  1. 体の状態を知る
  2. 排卵日に合わせてタイミングを取る
  3. 妊娠しやすい体づくり

です。

体の状態を知る

「妊活とは」でも触れましたが、まずは夫婦お2人の体の状態を知ることが大切です。

  • 基礎体温をつける
  • 低温期と高温期がはっきり分かれているか確認する
  • 生理周期のチェック
  • 約25~38日くらいで安定しているか
  • ブライダルチェックやプレ妊活検査
  • 血液検査やホルモン検査、子宮・卵巣の超音波検査で問題がないか確認
  • 男性の精液検査など

排卵日に合わせてタイミングを取る

排卵日を予測

排卵は次の生理予定日の約14日前です。

受精しやすいのは、一般的に排卵日の6日前から排卵日当日までで、排卵日の1~2日前が最も妊娠しやすいと言われています。

排卵日後でも可能性がないわけではありません。

生理管理アプリを活用

私は、KONOTOKIという生理管理アプリを使っています。

KONOTOKIは、排卵日予測に加えて、排卵日6日前からお知らせが届くので忘れにくいです。

また、パートナーと共有できるので、タイミングを取る日をお互いに把握することができます。

さらに、妊活に向けてのアドバイスや心や体の変化、さらには妊娠のしくみなども詳しく教えてくれるので勉強にもなります。

夫婦で、共有しながら妊活を進めていくことができる優れもののアプリです。

基礎体温を毎日測定

低温期から高温期に移る直前が排卵日です。

排卵検査薬を活用

薬局やネットで気軽に手に入ります。

尿でLHホルモンの上昇を確認し排卵日を予測することができます。

最近は、おりものシートで排卵予測できるものもありますね。

妊娠しやすい体づくり

ストレスが一番の敵ですが、現代人にストレスフリーは無理なので、ストレスにならない程度に生活を改善することがおすすめです。

あと、忘れがちですが、男女ともに!です。

妊娠が成立するためには男女2人の力が必要なんです。旦那さん、あなたもですよ~!

食事

抗酸化作用のある食事やバランスの取れた食事を心がける。

タンパク質、ビタミン、鉄、亜鉛、カルシウム、コレステロールなど、まんべんなく取り入れる。

お酒やカフェイン、甘い飲み物、冷たい飲み物などはひかえめに。

サプリで栄養を補う。葉酸、鉄、ビタミンD、オメガ3など。

生活習慣

睡眠7時間前後を目安に寝る。睡眠の質を上げることも大切です。

1日約20分程度の軽い運動。早歩きやヨガ、筋トレ、ストレッチなどがおすすめです。

冷え対策。腹巻、靴下、温かい飲み物などを積極的に取り入れましょう。

喫煙は絶対NGです!

男性は長い禁欲期間は避けてください。

精子は高温に弱いので、通気性の良いパンツを穿く、膝上にパソコンNG、サウナや長風呂はひかえるなど、注意する必要があります。

心のケア

がんばりすぎないこれが1番大事!

ストレス大敵。排卵やホルモンに影響してしまうので自分を大切に!

当たり前ですが、今日が人生において一番若い日なんです。

高齢になればなるほど妊娠しにくくなるので、気づいた今、行動するのがベストなんです。

不妊治療ってなに?

さて、ここまでは医療の力を借りずに(検査などは別ですが)、自力で自然妊娠を目指す方法をお伝えしてきましたが、ここからは、医療の力を借ります。

ただ、忘れてはいけないのは、妊娠するのは自分たちの体です。

なので、上記で挙げた妊娠しやすい体づくりは継続して取り組むことが大切です。

不妊治療とは、

  • 一般不妊治療
  • 高度生殖医療

の大きく2つに分けられます。

一般不妊治療とは、タイミング療法や人工授精などの不妊治療のことを言います。

また、卵胞を発育させるホルモン療法やHCGホルモン補充、高プロラクチン血症の治療など、さまざまな治療を併用しながら行います。

高度生殖医療とは、体外受精や顕微授精などの不妊治療のことを言います。

卵子と精子を体外で人為的に受精させた後、受精卵を培養して子宮に戻します。

つまり、女性の子宮内に精子を入れる手伝いをする(一般不妊治療)のか、卵子を取り出して精子と受精させてから子宮内に戻す(高度生殖医療)のかということです。

一般不妊治療とは

タイミング療法

タイミング療法とは、排卵日を予測して性交のタイミングを指導してくれる治療法です。

自己流と異なる点は、超音波などで卵胞の大きさを確認し、排卵時期を正確に予測してもらえます。

また、注射や内服薬を投与し、卵巣を刺激して、複数の卵胞を育てる治療を行ったり、排卵誘発剤を投与して正確なタイミングを計ることができたりする治療もあります。

まだ、卵胞が成熟していない場合は、また2日後に病院に来てなどと言われることもあり、スケジュール調整も必要になります。

指定の日にタイミングが取れたら、ヒューナーテストと言って、精子が子宮頸管の粘液内に入っているか確認することもできます。

その後、黄体ホルモンを補充して、子宮内膜を厚くし妊娠しやすい状態を継続する場合もあります。

人工授精(AIH)

人工授精とは、排卵直前のタイミングで、カテーテルを使って精子を子宮内に注入する治療法です。

タイミング療法では、精子は膣内からのスタートですが、人工授精では、精子を子宮の奥に送り込んでもらえるので、卵子と出会うための道がショートカットされるイメージです。

ただ、子宮の先の卵管を通り卵子の元までたどり着き、なおかつ卵子の中に潜り込むないと受精は成立しないので、精子のがんばりが必要になります。

この場合に使用する精子は、洗浄濃縮して選別された元気な精子を注入します。

タイミング療法同様、注射や内服薬で卵胞を育てたり、排卵を促したりする場合があり、人工受精後は黄体ホルモンを補充することで妊娠しやすい状態を作ることもあります。

高度生殖医療(ART)とは

体外受精(IVF)

体外受精とは、排卵前の卵子を卵巣から採取(採卵)し、体外で卵子の上に精子をふりかけて受精させ、培養した初期胚および胚盤胞を子宮に戻す(胚移植)治療法です。

卵巣刺激と言って、まず受精可能な卵子をたくさん育てるために、卵胞を育てるホルモン(FSH)や排卵を促すホルモン(LH)を自己注射します。

本来、体の仕組み的には、月に1個だけ一番大きい主席卵胞のみが排卵します。

しかし、卵巣刺激をすることにより、たくさんの卵胞(卵子が入っている袋)を大きくして受精できるまでの卵子に育てることで、採卵で1個だけでなく複数個の卵子を採取できる可能性が広がります。

採卵では、排卵直前の卵胞に採卵針を刺して卵胞液ごと吸引し、卵子を採取します。

痛みが伴うので、局所麻酔や静脈麻酔をすることが多いです。

そして、培養液を入れた容器内の卵子の周りに精子をふりかけて受精させます。

この際、精子が自分で卵子の中に入っていく必要があります。

受精させると細胞分裂がはじまり、適切なタイミングで胚(受精卵)を子宮内に戻すことを胚移植と言います。

この細胞分裂の段階が、初期胚や胚盤胞などと呼ばれ、どんどん形状が変化していきます。(自然妊娠の場合は、この工程が卵管を移動中に行われます。)

採卵後、約5日までに胚移植が行われます。

胚移植後は、黄体ホルモンやエストロゲンなどを補充しながら、妊娠維持ができるような状態で判定日まで過ごします。

体外受精をしたからと言って、必ず赤ちゃんを授かることができるとは限りません。

胚が子宮内に戻ってからは、自力で子宮内膜に潜り込んで着床しなければいけませんし、胚自体も見た目では判断できない染色体異常などがある場合、生き残れる胚かどうかは判定日までわからないのです。

顕微授精(ICSI)

顕微授精とは、顕微鏡を使って、培養士さんが1個の卵子に1個の精子を直接注入して授精させる治療法です。

そのほかの治療の流れは、体外受精と全く同じです。

どのようなときに、顕微授精をするのかというと、通常の体外受精で受精できない場合や、精液検査の状態があまりよくない場合に行います。

凍結胚移植

凍結胚移植とは、凍結保存してある胚を融解(解凍)して、子宮内に移植する方法です。

上記で、受精できた胚が複数個ある場合、一度にいくつも子宮に戻せないので、余剰胚を凍結保存します。

凍結胚移植をする周期は、卵巣刺激や採卵をしなくて済むので、体の負担が軽くなります。

結局、何をしたらいいの?はじめに取り組む3つのこと

自然妊娠から不妊治療までの妊活ステップを詳しく説明してきましたが、難しいし覚えられないし、結局まずどうしたらいいの?と思いますよね。

私も、自分で体験したから理解できたけど、最初はまったくわからないし、難しくて頭に入ってきませんでした。なので、まずしてほしいことは次の3つです。

  • 夫婦で話し合う
  • 検査を受ける
  • クリニックに相談する

「妊活とは」でもお伝えした通り、まずはご夫婦でしっかり話し合うこと

そして、お2人とも、すぐにでも子どもが欲しいと結論が出たら、今すぐ検査を受ける予約を取ってください。はじめは検査キットなどでも構いません。まずは行動あるのみです。

その後、検査結果や年齢にもよりますが、クリニックに相談してみてください。

自分たちの治療方針をなんとなく考えつつ、先生のお話を聞いてみて、またご夫婦でどうしたいか話してみてくださいね。

まとめ

「不妊治療」と一言で言っても、実際に調べてみると、難しい医療言語や段階的な治療法があり、知らないことだらけで、覚えられないし無理ってなっちゃうと思います。

でも、自分が不妊治療をしなければ知り得なかったことが山ほどあって、これが自分の人生の大きな糧になっているなとも思うんです。

自分がその立場に立つことで初めて知る世界があり、

そこで悩む人や、苦しくてつらくて泣いちゃう人がいて、

将来、赤ちゃんを抱く幸せが待っているかどうかもわからない不安や孤独の中で戦っている人がいて、

それでも前向きに治療に臨む人がいて。

不妊治療をしているからこそ、

不妊治療をしている人の心の痛みに寄り添うことができるし、

妊娠って本当に奇跡であり神秘なんだって心の底から思うし、

待ち望んだ結果授かれなかった人もいて、

様々な生き方があることを知ることができました。

そんな色々をひっくるめて、今、私、貴重な体験をしているなーって思うんです。

だから、これから、もし不妊治療に進む方がいたら、不妊治療って怖いし、孤独だしつらいこともあるけど、苦しいだけじゃない。

不妊治療を通して得るものがあって、そこで出会う人や身近な人の、優しさや温かさにも触れることができて、あなたの人生が豊かになるよ、と伝えたいです。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

次回は、妊娠ってやっぱり奇跡!です。

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