自己流で妊活していましたが、なかなか授かれなかったので、不妊検査をして何か原因があるなら改善したいという思いで産婦人科を探し始めました。
そんな気持ちで不妊検査だけできる病院を探し始めましたが、一筋縄ではいかず、結局、病院を探し始めてから初診に至るまで約2か月もかかってしまいました。
「産婦人科を選ぶ」ということは、もしかしたらそのまま出産までお世話になるかもしれないということです。
妊娠を希望されている方は、自然妊娠にしろ、不妊治療をするにしろ、どのような出産をしたいのかイメージを膨らませて、妊活と同時に病院を探し始めることをおすすめします。
産婦人科受診|準備しておくとよいこと
自分の体を把握する
基礎体温
もし、基礎体温を測っていれば、直近2~3ヶ月の基礎体温表があると参考になると思います。
私は基礎体温を測っていなかったので、データはありませんでした。
初潮が来た年齢
思い出しておくと記入する際すぐ書けると思います。
生理周期
大体何日間の周期かを把握しておきましょう。アプリですぐ見れれば大丈夫です。
生理期間
大体何日間出血があるか把握しておきましょう。アプリですぐ見れれば大丈夫です。
生理の出血量
日々の生理の出血量って誰かと比較できないから難しいですよね。
調べてみたので参考にしてみてください。
どちらかに当てはまらなければ正常な出血量となると思います。
| 多い場合 | 少ない場合 | |
| 1周期の血液量 | 140ml以上 | 20ml以下 |
| 生理期間 | 8日以上 | 2日以内 |
| ナプキンやタンポンの交換回数 | 1日に7回以上 | ほぼ必要なし |
| 交換のタイミング | 1~2時間おき | ほぼ必要なし |
| 血液の状態 | レバー状の血液の塊が出る | 色が薄い・茶色・不正出血を伴う |
| 体調の変化 | めまい・立ちくらみ・動悸・息切れ・貧血 | 強い腹痛・発熱・悪臭のあるおりものを伴う |
| 原因の可能性 | 子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症・子宮内膜ポリープ・子宮頸がん・子宮体がん・ホルモン異常・血液凝固系異常などの病気が考えられる | 卵巣機能不全・黄体機能不全・多嚢胞卵巣症候群・バセドウ病・橋本病・不健康な生活習慣などが考えられる |
直近の生理とその前の生理
〇月〇日~〇月〇日(〇日間)のように、よく書く項目があるので、アプリなどですぐ確認できる状態にしておくことをおすすめします。
避妊期間
避妊をしていなかった期間を把握しておきましょう。
過去に受けた検査結果
ブライダルチェックの項目や風疹抗体検査などあれば、検査結果をコピーして持っていくといいと思います。
特に、風疹抗体検査を受けていなくて、検査を受けて風疹HI数値が32より少ない場合、ワクチンの接種を進められることがあります。
風疹のワクチンを接種すると2か月ほど避妊しないといけないので、検査を受けていない方は早めの検査をおすすめします。
妊娠を望むご夫婦の風疹抗体検査は、助成金が出ることがありますので、お住いの自治体の制度を確認してみてください。私は、無料で受けることができました。
ご夫婦での話し合い
夫婦2人とも本当に子どもを欲しいと思っているのか、とことん話し合ってくださいね。
そのうえで、
など今後の検査の方針を今の段階で夫婦で話してみてください。
私たちはあくまで
というスタンスで、「でも、体外受精まではしないかなぁ…でも、保険適用だからしてみる?しない?」とその先のことはふんわりとした状態でした。
病院はどうやって探す?
自分の住んでいる地域で「不妊検査 病院」「不妊検査だけしたい」など、ネット検索やGoogle mapで検索しました。
でも、検索しても不妊治療専門クリニックが出てきてしまい、

不妊治療とかじゃなくて、ただ単に今までしていない検査をしたいんだよなぁ
という気持ちでした。
そもそもはじめの不妊検査だけなら婦人科や産婦人科でいいのですが、私の住んでいる地域で検索すると、なぜか不妊治療専門クリニックが出てきてしまって、「不妊検査は専門のクリニックじゃないと受けられないのかな」と思ってしまいました。
もし、今後、不妊検査をしてから不妊治療をすると決めていれば不妊治療専門クリニックで問題ないです。
むしろその方が、より精密な検査を短期間で受けることが可能ですし、より専門的な治療を受けることができるので、圧倒的に時間短縮になります。
ですが、当時の私たち夫婦はとりあえず検査だけをしたい、まだ自然妊娠できるはずという気持ちだったので、かなり迷いました。
また、自分の地域では、婦人科自体の評価があまりよくなく、口コミ評価が★4以上はなくてコメントの内容もあまり評判がよくないものが目立っていました。
一度、病院を決めたら、めったなことがない限り転院はしないだろうと思っていたので、慎重に選びたかったのです。
結局、病院を2つに絞り、不妊治療専門のクリニックに電話をかけてみることにしました。
不妊治療専門クリニックに電話してみた
不妊治療専門クリニックで良さそうな病院を2つに絞り、1つずつ電話をかけてみました。
クリニックA
1つ目は、同じ系列の産婦人科が有名で隣接する県からもわざわざ来院するような病院が運営する不妊治療専門クリニックでした。
電話をしてみると、

紹介状などありますか?

あ、えっと、ないんですけど、不妊の検査だけ受けたくて…

体外受精を視野に入れてますか?

いえ、そこまでは…とりあえず検査を受けてみたくて…

当院では、体外受精まで視野に入れた患者さんのみご対応しておりますので

あ、はい、わかりました
と言った感じで相手にされませんでした。
クリニックB
2つ目は、不妊治療に特化しているクリニックでした。

初回の検査費用はご夫婦あわせて12万円ほどになります

えっ…!!!

こちらの検査費用はすべて自費診療となっておりますが、よろしいでしょうか?

あっ、ちょっと考えます!

検査だけなどでしたら婦人科に行かれてもいいと思います

あっ、わかりました!
こんな感じで圧倒されて電話を切りました。
後に、この2つ目のクリニックに通うことになりますが、この時は金額の高さに驚きを隠せませんでした。
不妊検査だけしたいと調べていても不妊治療専門クリニックが検索でヒットするので電話をしてしまいましたが、あれ、なんか違うな…って感じでした。
それから、ようやく産婦人科を探し始めることにしました。
不妊治療もしている産婦人科を探す
産婦人科を選ぶ
「産婦人科を選ぶ」と言っても、妊娠をしているわけではないので、どのような出産がしたいかというイメージが湧いていませんでした。
そんな感覚しかなかったので、とりあえずは、自宅から近い所の産婦人科のHPを見て、不妊検査や不妊治療などのキーワードが書いてあるかなどを調べました。
決めた理由
何件か候補が上がった中で、「どれがいいかな」とちゃとに聞くと「ここはどう?」とまた新しい産婦人科を提案されました。
見てみると、ごはんがおいしそうな写真ばっかり!
Google mapの口コミで、産婦人科なのにこれだけごはんの写真を載せるということは、相当ごはんがおいしいんだろうなと思いました。
HPを見てみると、不妊治療についても書いてあり、しっかりしてそうな雰囲気を感じました。
また、男性が入れない病院もある中で、パパママ教室があったり、パパへのメッセージがHPに掲載されていたりして、好印象でした。
今まで調べた病院と比較し、最終的にはごはんがおいしそうというなんとも不妊治療とはかけ離れた理由で病院を決めました。
電話をして、約3週間後に予約が取れました。
初診に至るまでなんと約2か月!
妊活を始めたら病院探しも同時進行
結局、病院探しを始めてから初診に至るまで約2か月かかりました。
不妊検査をしたいと思い立ってから、病院探しを始めましたが、もしかしたらこの病院で出産までお世話になるかもしれないと考えたら、簡単には決められませんでした。
検査だけだからどこでもいいやとは思えず、きちんと調べて、選んで決めたいと思いました。
なので、自然妊娠にしろ不妊治療にしろ、まずはどの産婦人科にお世話になるかを決めなければいけないので、妊娠を希望されているのであれば、同時に病院も探し始めることをおすすめします。
人気な産婦人科はすぐ予約でいっぱい
これは、友達に聞いた話です。
無痛分娩ができる病院を選んで予約をしたみたいなのですが、その子は不妊治療をしていたため妊娠4~5週で妊娠が分かった段階ですぐ電話をして予約をしたのですが、すでにほぼ予約がいっぱいだったそうです。
自然妊娠をされた方だと、不妊治療をしている方に比べて、妊娠に気付くまでに時間がかかることが多いと思うので、予約をより取りにくくなるかもしれません。
ですので、妊活を始めた段階で、どんな出産がしたいのかイメージを膨らませ、病院選びを進めた方がいいと思います。
まとめ
不妊検査だけしたい!
という気持ちで病院を探し始めましたが、自然妊娠にしろ、不妊治療をするにしろ、結局はどのような出産をしたいのかイメージを膨らませて、そのイメージに近い病院を選ぶ必要があるのだと思いました。
妊娠を希望したその時から、同時進行で出産を見据えた病院探しが必要です。
ただ、産婦人科によって、すべての検査を先にしてくれるところと、段階を踏んでタイミング法などの不妊治療をしながら様子を見るところがあります。
結果的に、私が選んだ病院は後者だったため、なかなか原因が分からず、もっと検査をしてほしいのに…ともやもやしてしまいました。
今後、すでに体外受精まで視野に入れた不妊治療をしてもいいかなと思っているなら、不妊治療専門クリニックのほうが、より精密な検査を受けられますし、何が問題なのかを発見できるのも早いと思います。
でも、不妊治療専門クリニックは、基本的には妊娠2か月ほどで卒業となり、産婦人科へ転院するケースが多いと思うので、結局は、自分のイメージに合った出産ができる産婦人科を選んでおくといいと思います。
読んでくださりありがとうございました。
次回は、はじめての産婦人科|診察の様子と検査内容です。



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