不妊治療|ステップアップする方法

妊活をしていたり、タイミング法を始めたりしている方にとって、なかなか妊娠に至らないと、次のステップに進んだ方がいいのかな、と疑問や不安を抱くことがあると思います。

実際、私も、自己流妊活しているときや、タイミング法をしているときは、不妊治療には、どのような治療があり、どのような段階で進んでいくのか、わからないことだらけで、具体的な治療内容などを気になってたくさん調べまくりました。

自分たち夫婦に必要な治療を見極めなければいけないので、そのためには知識を養う必要があります。

知識がないと、病院側から言われたことをするだけで、先に進めず時間だけが経過していくことになってしまいます。

ですので、きちんと知識を身に付けたうえで、病院と相談して、自分たちにとってベストの治療法を見つけていく必要があります。

不妊治療には、どのような治療があり、どのようにステップアップしていくのか、また、ステップアップしたい場合はどうしたらよいのかなど、私の経験を交えてお伝えします。

不妊治療のステップとは

不妊治療には、大きく分けて2つあります。

一般不妊治療
  • タイミング療法や人工授精などの不妊治療のことを言います。
  • 女性の子宮内に精子を入れる手伝いをする治療方法です。
高度生殖医療
  • 体外受精や顕微授精などの不妊治療のことを言います。
  • 卵子を取り出して精子と受精させてから子宮内に戻す治療方法です。

そして、この治療を段階的にステップアップしていくことが多いです。

不妊治療の段階的治療
  • STEP 1
    タイミング法

  • STEP 2
    人工授精
  • STEP 3
    体外受精(顕微授精)

ただ、年齢や検査結果などから判断して、段階を飛ばしてさらに先の段階へと進む場合もあります。

実際に、私たち夫婦は、人工授精と体外受精(ふりかけ法)をしていません。

なぜかというと、私は卵管が片方閉塞しているので、人工授精をしても希望が薄いと、自分なりに判断したからです。

また、年齢的にも時間を短縮したかったのもあります。下記注釈あり)

また、体外受精をしていないのは、病院側が、精子の状態から考慮し、体外受精より顕微授精の方がいいだろうと判断したからです。

なので、タイミング法を試した後は、一気に飛び越えて顕微授精をしているということです。

私が人工授精を選択しなかった個人的な理由

人工授精は、子宮内に精子を入れる治療なので、精子が卵管を通って卵管膨大部まで行く必要があります。

ただ、卵管が閉塞していると精子は子宮から先に進めず卵子と出会うことができないので、私は治療してもあまり意味がないと判断したからです。

でも、これは個人的な判断なので、片側閉塞でも自然妊娠することもできますし、人工授精で妊娠に至るケースもあると思います。

私は、年齢と自分の人生の時間の使い方を考えて判断したので、これが正解!とかはないです。

ご自身に合った一番良い方法を選んでみてくださいね。

それぞれの治療内容についてくわしく知りたい方はこちらをどうぞ♡

ししの実際の不妊治療ステップアップ

私の実際に体験している不妊治療のステップアップです。

ししの実際の不妊治療ステップアップ
  • STEP 1
    自己流妊活

    34歳 約半年間

  • STEP 2
    産婦人科受診

    34歳

  • STEP 3
    タイミング法

    35歳 約半年間

  • STEP 4
    卵管造影検査

    35歳

  • STEP 5
    不妊治療専門クリニック

    36歳 顕微授精に挑戦中

ひとつひとつの段階を上がるごとに、どうしたらいいのか頭を悩ませました。

病院側から、わかりやすく提案してくれればいいのですが、すべての病院がそうとは限りません。

ですので、治療内容や今できる検査などを調べて相談して、を繰り返し行っていました。

それぞれ何をしたのか詳しく書いていきます。

STEP1 自己流妊活➠STEP2 産婦人科受診

自己流妊活をしている時、方法や排卵日が合っているのかわからず、手探り状態で進んでいて、ネット情報に踊らされ、妊娠にいいことを調べまくっていたので、今思うと、まさに闇雲に進んでいたと思います。

このままではダメだと思い、今後の人生、

  • どう生きるかの判断材料が欲しい
  • 自分が今までにしていない不妊検査をしてみたい

と思い立ち、産婦人科を受診することに決めました。

「不妊検査をしたい」という判断に至るまでには、

「不妊治療」という未知の世界に足を踏み入れるかもしれない…

という恐怖との葛藤がありましたが、でも調べてみないことにはわからないと自分を奮い立たせて産婦人科を受診しました。

STEP2 産婦人科受診➠STEP3 タイミング法

このステップアップは予期せぬものでした。

「不妊検査がしたい」と訪れた産婦人科では、最低限の検査しかせずに、不妊治療の第一段階であるタイミング法が始まってしまったのです。

でも、この時の私にはあまり知識がなく、また病院の判断に従うべきという思いがあったため、もっと検査を先にしてみたいと言えずにいました。

今でも、タイミング法を試した半年はもったいなかったのかも…と思います。

不妊検査を先にしていたら、また変わっていたかなと思います。

検査を受けてからでも、やっぱりタイミング法から挑戦したいと思ったかもしれませんが、それは、自分で納得したうえで決めた判断です。

でも、実際は、私がしたいこととは別に、病院側の判断でどんどん進んでいってしまったので、納得できずにいたのだと思います。

病院側が、最低限の検査結果をもとに、

  • これならタイミング法で大丈夫
  • これ以上の検査はやる意味がない

と判断したのかもしれませんが、結果的には、卵管が片方閉塞していたわけで、

やっぱり先に検査しておけばよかったじゃーん!

と思ってしまうわけです。

そうしたら、半年間のタイミング法をしている時間を使って、別の方法を探せたかもしれないと。

私は、もう過ぎてしまったことなので、諦めて前に進むしかありませんが、もし、今まさにステップアップで悩まれている方や、病院の方針と自分の考えにズレがある方がいたら、自分が納得できる方法を探すべきだと思います。

もやもやしているまま過ごしてしまうと、貴重な時間を無駄にしてしまいます。

STEP3 タイミング法➠STEP4 卵管造影検査

このステップアップは病院側からの提案ではなく、私自身が提案した内容でした。

ある程度、タイミング法で試した結果、なかなか妊娠に至らない私に、病院側は新たな治療方法や新たな検査、次なるステップの提案をしてくれませんでした。

ですので、自分で調べて病院側に相談をして、検査に進みました。

治療全般において、そうかもしれませんが、段階的な治療や検査があるんだと思います。

今の段階では、

医師
医師

その治療はまだ早いですね。

その検査は、○○の状態になってからでも遅くないよ。

などと言われることがあります。

でも、それは、素人にはわからないので聞いてみるしかないんです。

なので、興味のある治療方法ややってみたい検査などを事前に調べて、医師に相談することが大事だと思います。

STEP4 卵管造影検査➠STEP5 不妊治療専門クリニック

卵管造影検査をした結果、片方の卵管が閉塞していることが分かりました。

片方だけなので、「自然妊娠の可能性もあるからね」と医師からは言われました。

また、卵管造影検査をしてから半年間は、卵管が通りやすくなり、自然妊娠の確率が高くなるという情報を調べたので、検査後半年間は、治療を一切やめ、自己流妊活をしていました。

この期間で妊娠しなかったら、不妊治療専門クリニックに行って体外受精をしようと決めました。

私が、人工授精をしなかった理由は、卵管が片方閉塞していることと年齢的に早く妊娠したいと思ったからです。

片方の卵管閉塞なので、自然妊娠も人工授精でももちろん可能性はあります。

実際、不妊治療専門クリニックの初診時にも医師から、

不妊治療専門クリニック医師
不妊治療専門クリニック医師

人工授精に挑戦してみてもいいかもしれませんね

と言われました。

でも、私としては、どうせ不妊治療専門クリニックで治療をするのなら、より確率の高い治療をしたいと思い、人工授精を断って体外受精に進みました。

ステップアップに必要なこと2選

自分で調べることの大切さ

インスタでもいいですし、不妊治療ブログでもいいですし、ほかの病院のサイトでもいいです。

なんでもいいので、どのような治療方法があって、どのような検査があって、どのような段階で進んでいくのかなど、自分で調べて知識を得ることが、本当に大切だと実感しました。

知識がない状態では、病院側の言うとおりにしか物事は進みません。

知識があれば、

  • この検査受けてみたいな
  • この治療方は私たちに合っているかな?
  • 次のステップは○○だけど、そこは通過して先に進みたい

などなど、相談したり決められたりすることができます。

治療の幅も広がります。

こちらが治療に興味を持てば、医師も真剣に答えてくれますし、より不安も軽減します。

知識があるから、できる質問もあり、より理解が深まり、納得しながら治療を進めることができます。

後から、こうすればよかった、こんな方法もあったなんて知らなかった、ってなったらもったいないですよね?

自分の人生は一度きり、今この時間はもう戻ってきません。

貴重な時間をどう使うかはあなた次第です。

後悔しないように、今できる限りの知識をつけて、病院側と相談しながら治療を進められるといいと思います。

勇気をもって医師に相談する

病院の方針ももちろんあると思うので、従うところは従うべきですが、相談してみて、無理そうなら違う病院を探すというのも一つの方法だと思います。

なにより一番大事なことは、自分たちが納得して治療ができるということです。

そのためには、病院側の言いなりになるのではなく、自分で調べてきた内容を相談してみて、

  • 今の自分たちにそれが必要なのか
  • どの段階で必要になるのか
  • はたまたやらなくてもいいのか

など、教えてもらうことが大事です。

「私に必要な検査とかありますか?」と聞くのではなく、

  • 「○○検査をやってみたいです」
  • 「○○の治療法を試すのはどう思いますか?」
  • 「○○は今私たちに必要ですか?」

などと具体的に質問する方がいいと思います。

仕事でもなんでもそうですが、ざっくりの質問にはざっくりとしか返ってきませんし、ピンポイントの質問にはピンポイントにより詳しく丁寧な回答が得られます。

私たちは素人なので、間違っていたっていいんです。

まずは、きちんと調べてみて、それを具体的に相談しながら、自分たちの治療方針を決めていくことをおすすめします。

まとめ

不妊治療には、段階的治療があります。

不妊治療の段階的治療
  • STEP 1
    タイミング法

  • STEP 2
    人工授精
  • STEP 3
    体外受精(顕微授精)

同じ治療方法を試していても、なかなか妊娠に至らない場合は、年齢や検査結果などから判断して、医師と相談しながらステップアップしていきます。

実際には、私のように人工授精を経験していないなど、治療のステップをパスすることもあります。

ステップアップするうえで、必要なことは2つ

  • 自分で調べて知識を蓄えること
  • 知識を持ったうえで医師に相談すること

きちんと知識を身に付けたうえで、医師に相談し、自分たちにとってベストの治療法を見つけていくことがとても大切です。

自分たちが納得したうえで進めた治療なら、もし、その後うまくいかなくても、また前を向いて進むことができるはずです。

私は一度、タイミング法で失敗したからこそ、大切なことに気付くことができました。

今は、不妊治療専門クリニックの医師と相談しながら、納得したうえで治療を進めることができています。

病院のお医者さんって、頭がいいし、少しとっつきにくかったり、忙しそうにしていたり、質問や相談しにくいこともあるかもしれません。

でも、私たちは素人なんです。

わからないことがあって当然、間違っていたって仕方ないです。

少し小バカにされることもあるかもしれませんが、もやもやしたまま治療を進めるより絶対にいいです。

不妊治療におけるステップアップは、悩まれる方が多いと思いますが、知識を身に付けたうえで、勇気をもって相談して、自分たちに合った治療法を見つけていってください。

読んでくださりありがとうございました。

次回は、痛すぎた卵管造影検査です。

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