不妊治療をしていると、不妊治療のことで頭がいっぱいになりませんか?
様々な治療方法やはじめて知る体の仕組みがたくさんあり、調べて勉強して知識を蓄えて、そのうえで自分たちの治療方針を決めて、、、とやることがいっぱいですよね。
自身の年齢や同じ治療の繰り返しにも焦りを感じ、今後の人生どうなっていくのか、夫婦2人きりの未来も考えなくてはいけないし、でも、子どもがいる未来も諦められないし。
不妊治療について考えることから抜け出せられず、どんどん不妊治療の泥沼にはまっていくような、そんな感覚になっていました。

私は、不妊治療中、「おやすみ」を挟んでいます。
それは、卵管造影検査をした後の半年間です。
そのあと仕事も辞めました。
また、3回目の移植前、これで妊娠できなかったら、再度「おやすみ」をしようと決めていました。
では、なぜ「おやすみ」をしようと思ったのか、実際「おやすみ」をしてどのような変化があったのか、また、不妊治療と仕事の両立はできるのか、私の体験談をお伝えします。
「おやすみ」をした期間
| 年・年齢 | 活動 |
| 2022年(33歳) | 結婚 |
| 2023年(34歳) | 自己流妊活するも半年で挫折 |
| 2024年(35歳) | 3月 産婦人科受診 タイミング法5回陰性 |
| 8月 卵管造影検査 片方の卵管閉塞が判明 | |
| その後、半年間 不妊治療「おやすみ」 | |
| 2025年(36歳) | 4月 仕事を辞める |
| 7月 不妊治療専門クリニックに転院 体外受精に挑戦(顕微授精になる) | |
| 9月 1回目移植:新鮮胚移植 陰性 | |
| 10月 2回目移植:凍結胚移植 陰性 | |
| 12月 3回目移植:新鮮胚移植 陽性 ←今ここ |
実際に「おやすみ」をした期間と、「おやすみ」を検討した期間があります。
実際に「おやすみ」をした期間
私は、2022年に33歳で結婚し、1年後から妊活を始めました。
2024年3月頃から、産婦人科でタイミング法に5回挑戦しましたが、一度も陽性にはなりませんでした。
その後、卵管造影検査をした後に、半年間「おやすみ」をすることにしました。
「おやすみ」を検討した期間
体外受精(顕微授精)を始めて、3回目の移植までノンストップに進みました。
すべてが新しいことだったので、どのようなスケジュールで進んでいくかが分からず、医者の言うとおりに進めていたのですが、ある程度流れもわかったので、3回目の移植でもしまた陰性だったら一息入れようと思っていました。
「おやすみ」期間の過ごし方
「おやすみ」の間は、脳内の不妊治療に関わる情報を遮断し、一切何も気にすることなく過ごしました。
生理管理アプリに生理日程だけは入力していましたが、日々アプリを見ることを止め、夫婦関係は継続していたものの、排卵日前なども全く気にせず、気の赴くままに過ごしました。
なぜ「おやすみ」をしようと思ったのか
タイミング法がつらかった
以前の記事にも書きましたが、原因が分からない状態での自己流妊活と同じくらい、タイミング法という治療は、私にとって、とてもつらい治療方法でした。
人それぞれだと思いますが、私にとっては上記の理由からタイミング法という不妊治療が、精神的にとても負担でした。
卵管造影検査をしたら半年間は妊娠しやすいと言われている理由
卵管造影検査をしてから半年間は、造影剤の効果で卵管の通りが良くなる、いわゆるゴールデン期間があります。
その理由に、卵管が狭窄していたり、癒着していたりする場合、子宮内に造影剤を流したことで、卵管が広がる可能性があるからです。
また、卵管の絨毛の働きが良くなり、受精卵が子宮へ運ばれやすくなるとも言われています。
そのため、ゴールデン期間の可能性を少しだけ信じつつ、おやすみを取り入れるには最適な期間かなと考えました。
移植3回目が陰性だったら「おやすみ」しようと思った理由
私は、不妊治療に専念するべく2025年3月末(35歳)で仕事を退職しました。
退職後、3ヶ月間は仕事のストレスから解放されて妊娠できるかな、と淡い期待をして自己流妊活をしていましたが、まったく妊娠できそうになかったので、2025年7月に不妊治療専門クリニックに通院し始めました。
そこから、休む間もなく連続で3回移植をしました。
3回目の移植前に、年末年始が近い時期もあったことから、今回の移植で妊娠できなかったら、再度「おやすみ」をしようと決めていました。
薬の管理や初めての治療に息が詰まったから
実際に、体外受精(私は顕微授精でしたが)の治療が始まった8月から、様々な薬を毎日欠かさず服用し、時には自己注射を打ち、時には1日3回の膣錠を入れる期間もありました。
薬の影響でお腹が張って、思うように運動ができなくなり、お酒も控えて、体に気を遣う生活を送っていました。
また、治療の大まかなスケジュールがわからなかったので、次いつ診察日か見当がつかず、予定を入れられませんでした。
毎日の薬の管理や緊張する採卵や移植など、息の詰まる日々を送っていたので、羽を伸ばしたくなったのです。
体外受精の1周期が思った以上に早く進んだから
思った以上にどんどん治療が進んでいってしまうことへの焦りも感じていました。
治療が始まったのが8月で、1回目の採卵・移植および判定が終わったのが9月でした。
2回目は、凍結胚移植だったので、体を薬で調整してから10月末に移植、11月に判定日。
3回目は、11月末に採卵し12月に移植及び判定日。
たったの5ヶ月で、保険適用の3回分を使ってしまったことへの焦りもありました。
また、医師から、可能性のある治療をすべて施したと言われ、今後は繰り返しの治療になるのかなという不安もありました。
「おやすみ」期間はどのくらい考えていたか、また何をする予定だったか
1か月くらい不妊治療を休んで、年末年始はパーッと飲んで食べて遊びまくろうとたくらんでいました。
また、そういった何か楽しみがないと、長いこと治療を続けていけないなと感じていました。
結果、3回目の移植で陽性反応が初めて出たので、その計画はなくなりましたが、長い期間不妊治療をし続けるためには、「おやすみ」を挟む必要性を強く感じました。
「おやすみ」をして気付いたことや心の変化
「おやすみ」をしたことで精神的につらいと感じていたことが分かった
「おやすみ」をしたからこそ、自分が不妊治療にあまりにも固執していたことや、管理されている環境の息のしづらさにも、気が付くことができました。
おやすみ期間は、あまりにも開放的で、気のせいかもしれませんが、世界が色鮮やかに明るく感じました。
そんな風に思うことができたのも、「おやすみ」をしたからこそ気付くことができました。
「おやすみ」としたことで起きた心の変化
1番の心の変化は、今ある幸せに改めて気づき、その幸せを大切にしようと思えたことです。
不妊治療に固執していると、妊娠がゴール、妊娠できないのはできそこない、そんな風に感じてしまうことがありました。
でも、自分の今までの人生、そしてこれからの未来を考えてみたら、たくさんの幸せがあったことに気付いたのです。
たとえ、「妊娠・出産・育児」という選択肢が自分の人生からなくなったって、
わくわくする未来がちゃんとあったのです。
自分の人生を、楽しく充実させられるのは自分しかいないんです。
考え方ひとつで、見える世界は変わりました。
「今日が一番若い!」…でも、、
妊娠・出産は、どうしても(特に)女性の年齢に期限があります。
「今日が一番若い」そんなことはわかっています。
でも、前を向いて、長期間に渡る不妊治療を続けていくためには、適度な息抜きが必要不可欠ということを学びました。
不妊治療と仕事の両立はできる?できない?
タイミング法なら両立できる!

私は、産婦人科でタイミング法をしている時は、保育士として働いていました。
病院の最終受付が17:30だったため、普通に勤務していたら間に合わなかったので、早退して通院したり、早番で早く上がれる日に通院したりしていました。
タイミング法での通院頻度は多くなく、たまに卵胞の育ち具合で、通院日から2~3日後に再度通院ということもありましたが、それでも月に1~2回程度の通院で済みました。
そのため、あまり負担なく仕事と両立できました。
もちろん、行事前や事務書類がたまっていると早退も申請しずらいので、早め早めに仕事を終えるようにしていました。
体外受精は両立が難しい…かも?
私の場合は、仕事を辞めてから体外受精に挑戦したので、仕事と両立したことがありません。
ですので、想像でしかないのですが、タイミング法と大きく異なる点は、「採卵」と「移植」があることです。
「採卵」と「移植」はどちらも手術です。
採卵に向けて、卵胞をたくさん育ててできるだけ多くの卵子を採取できるようにするために、自己注射をして卵巣に刺激を加えます。
自己注射は、決まった時間に打てばよいので、夜の空いている時間など自分で決めて打てば問題ないです。
ですが、卵胞の育ち具合を確認するのは通院して、エコーで卵巣内を見てもらわなければいけません。
そのため、採卵までの1週間ほどで5~6回通院したこともありました。
卵胞を育たせるための注射を打つのですが、排卵してしまっては採卵ができないので、その瀬戸際を狙うことが難しいのだと思います。
また、薬の管理も同時進行でしなくてはいけません。
採卵当日は、腹痛があったり、場合によっては静脈麻酔を使うため、車の運転ができないなどの制限がかかり、物理的に仕事に行けなかったりすることもあります。
採卵後は、1日3回膣錠の服薬があり、トイレで膣内に入れ、汚れた指をウェットティッシュで拭いてから出なければいけないなど、気にかけることがとても多いです。
通院頻度や注射、薬の負担、そして採卵当日の状態を考えると、とても仕事をしながら体外受精をすることは大変だと感じました。
でも、実際には仕事をしながら体外受精に挑戦している方も多くいらっしゃるので、本当に尊敬します。
精神的負担を感じやすい
子どもについてよく聞かれる
仕事柄、保護者から「お子さんいるの?」とよく聞かれていました。
全く悪気がなく聞いてくださっているので、こちらも「まだいないんですよー」とにこにこ答えるのですが、そのたびに

「私には子ども、いないんだよな…」
「ほしいけど…できるかな」
などと落ち込んでいました。
職場に妊婦やママが多く落ち込む
もちろん保護者の皆様はママですし、保護者の中には妊婦さんもいらっしゃいます。
また、子どもが好きな人が集まっている職場なので、同僚に妊婦や新米ママも多く、若くして結婚した方が妊娠したり、同時期に結婚した方が妊娠したりすることが重なり、周りと比べて勝手に落ち込むことが多かったです。
不妊治療中の心を軽くする3つの方法
旅行に行ったり友達と会ったり…!
不妊治療をしているとどうしても不妊治療のことで頭がいっぱいになってしまうので、旅行に行ったり友達と会ったりして気晴らしをしていました。
タイミング法の時は、予定もある程度立てやすく、一度通院してしまえば次は生理が来てから通院日を決めればよいので、20日間ほどは自由でした。
その間を見計らって予定を入れていましたが、「もし妊娠したら…」ということを常に考えていたので、キャンセルできない予定は入れられませんでした。
不妊治療に固執しないこと
「今を楽しむ」ことを忘れないようにしていました。
好きな人と、毎日一緒にいられる幸せを忘れてはいけないと自分に言い聞かせていたこともあります。
「赤ちゃんが来てくれなくてつらい」と思いがちですが、それ以前に、大好きな人と巡り会えて、その人と結婚ができた奇跡を考えたら、自分はなんて欲張りなんだと思うようになりました。
今の幸せを十分に噛みしめよう、人と比べるのはやめよう、私たちは私たちのペースで人生を歩んでいるんだ、きっと近い未来に赤ちゃんが来るから、それまでの期間を夫婦2人で楽しもう、そう思うようになりました。
不妊治療について友達と共有すること
友達が不妊治療をしていることを知ったときは、私はまだ結婚したばかりで妊活さえしていませんでしたが、たまに友達と会いながら近況報告をする中で、とても励みになりました。

友達に早く赤ちゃんが来てほしいな…💕
と、強く願うようになりました。
不妊治療にも様々な方法があったり、それぞれ違うことなども、身近な体験談で知る良い機会でした。
まとめ
不妊治療は本当に千差万別で、治療方法も様々です。
そのため、一概に「これがおすすめ」「こうした方がいいよ」と言えないのですが、、
ただ、不妊治療をしてすぐに妊娠に至ればいいのですが、なかなか妊娠に至らず、治療が長引くこともあります。
中には、10年不妊治療をしている方もいらっしゃいます。
自分の人生の中で、長く付き合っていくものと位置付けると、やはり、息抜きは必要だと感じます。
そんな時は、少し不妊治療と距離を取ってみてはどうでしょうか。
もちろん、若い今のうちに治療をしたいと焦ると思うのですが、ずっと根詰めているよりは、1か月でも2か月でも一度忘れて、好きなことだけをして過ごしたり、友達と旅行に行ったり、パートナーとカップルのように過ごしたり、そんな「おやすみ」期間を作ることで、ふわっと心が軽くなると思います。
案外、あれ?世界って広いなぁ…って思うかもしれませんよ💛
焦らず、のんびりと不妊治療をしていくって難しいのですが、少しだけの「おやすみ」ならそこまで治療にも負担にならずに、日ごろのストレスを緩和できると思います。
これからも人生を共に過ごすパートナーと話し合ってみてくださいね。
読んでくださりありがとうございました。



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